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こんにちは、しちょーです！
都内の美容皮膚科に勤務していて師長をやっています！
当院に新しく入職した新人さんから必ず質問されることがあります。
それは「美容皮膚科の知識を身に付けるにはどの教科書がおすすめですか？」という質問です。
私はその質問に対しては必ず「美容皮膚科ガイドブック」がいちばんおすすめだよ！と答えています。
美容皮膚科ガイドブックのコンセプトは、「皮膚の美容を初めて勉強しようとする時に使っていただく書籍」です。
以下の職業向けに書かれています。
- 美容看護師
- 他科の医師
- 美容クリニックカウンセラーなど
皮膚の基本、シミの治療、シワの治療、たるみの治療、部分痩せ治療、ニキビの治療、スキンケアが学べます。
美容皮膚科では、一般皮膚科とは異なり、肌を美しく若々しくすることを目的としています。
美容皮膚科は英語ではcosmetic dermatologyやaesthetic dermatology と言われます。
2008年に自由標榜科となり、皮膚科領域の分野の１つとして注目されている比較的新しい医学分野なのです。
【豆知識】
自由標榜科は「じゆうひょうぼうか」と読みます。
医師免許を取得すれば、専門分野や経験年数を問わずに、診療科目を自由に選び、外部に広告できるとする制度のことです
このように美容皮膚科はまだ歴史が浅いのです。
だから看護師が美容皮膚科のことをしっかりと勉強したいと思っても、書籍や教科書が充実していない状況なのです。
そんな状況ですが、美容皮膚科ガイドブックは、医師だけではなく、美容看護師や、美容皮膚科に携わるすべての職種向けの書籍として出版されました。
私はこの書籍が発売されたと同時に迷わず、すぐに購入し、読み始めました。
新人さんでもわかりやすい内容だし、ベテランの私でも頼れる愛読書、になっています。
そこで今回は「美容皮膚科ガイドブック」のおすすめポイントを解説していきます。
わかりやすい。シミの治療、ニキビの治療の項目が特におすすめ
この書籍はほんとうにわかりやすいです。
医療資格をもっていない人でも読めるくらいわかりやすいです。
医師が執筆する書籍にありがちな難解な単語や、難しい言い回しがとても少ない。
ただシワの治療の項目は難しかったです。
シワは発生機序が様々で治療も多岐に渡るので、コンパクトにわかりやすく書くのが難しいのかな？と思いました。
たるみの治療の項目については物足りなさはあります。スレッドリフトやハイフについても解説があったらよかったなーと思いました。
シミの治療のいちばんのおすすめページ
シミの治療の項目については、ダントツでわかりやすかったです。
p24の表1の「シミの種類」の図解はベテランになった今でも役に立ちます。
p25の図1の「シミの種類による治療戦略」の図もこれだけでも本の価格以上の価値があります。
文字を読むのが苦手な人はこの図表を見れば、シミの種類と治療については一目で理解できます。
ニキビ（痤瘡）の治療のおすすめページ
ニキビ（痤瘡）は尋常性痤瘡が代表的ですが、薬剤による痤瘡や感染による痤瘡など様々な痤瘡があります。
p152の表1の「痤瘡の種類」には26種類の痤瘡がまとめられています。
p159の図７の「尋常性痤瘡治療アルゴリズム2017」がA5サイズにキュッとまとまっていて見やすいです。
美容皮膚科ガイドブックはA5サイズでiPhone2.5個分くらいでコンパクトで持ち運びしやすいよ
ニキビ（痤瘡）の治療の王道である以下の４つの治療について詳しく解説されています。
- 外用薬
- 内服薬
- ケミカルピーリング
- 光治療
ニキビの外用薬や内服薬はたくさん種類があって覚えるのが大変。
そんな悩みに対応するように、p162の図1の「痤瘡治療における各薬剤のポジショニング」は、外用薬や内服薬をおおまかに把握するのに役立ちます。
美容皮膚科ガイドブックのおすすめの使い方
まずは1ページ目から最後までザッと読んでみましょう。
次に現場で使えそうな図解はチェックしておきます。
私は、p24、p25、p56、 p54、p66、p152、p159、p162あたりにふせんを貼っておいて、いつでもすぐに見れるようにしてあるよ
チェックが終わったら次。
時間の余裕のあるときや勉強したいときに、気になる項目をしっかりと読み込んで行きます。
- 1ページ目から最後までザッと読む
- 現場で使えそうな図解はふせん貼っておく
- 勉強したい項目をじっくり読み込む
まとめ
今回は「美容皮膚科ガイドブック」のおすすめポイントを解説してきました。
美容皮膚科ガイドブックは新人さんが美容皮膚について学び始めるときに最適な１冊です。
そしてベテランになっても繰り返し読むことで知識の深さ・幅が広がる書籍です。
美容皮膚科で働いている限りずっと助けてくれる書籍だよ
インターネットでの情報もいいけど、看護師はやはり書籍で勉強することで得られることも多いよ^ ^
書籍でしっかり勉強していこー！！
以上しちょーでした！
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