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こんにちは、しちょーです!
都内の美容皮膚科に勤務していて、師長をやっています!
美容皮膚科ではアセスメントはどうやってるの?
アセスメントは6つのポイントを基準にしてるよ。
漠然と肌を見て施術するだけでは、有益なアドバイスはできないのです。
とはいえ、美容看護師向けの教育も教科書も少ない中で、アセスメント方法を習得するのはとても難しいです。
そこで今回は、肌のアセスメントについて解説します。
下記にあてはまる方は、ぜひ最後までご覧下さい。
この記事の内容を意識すると、患者さんに信頼してもらえるアドバイスができるようになります。
肌のアセスメントのポイントは以下の6点です。
アセスメントのポイントがわかると自信をもって施術をすることができるようになるのでしっかり学びましょう!
潤いがあるか
潤いは、角層水分量と皮脂の分泌量から構成されています。
ベタベタもカサカサもしていない状態で、手のひら全体で包むように触れるともっちりする感触があります。
チェック項目が少ないほど潤いがある状態なんだね
うん、そうだよ^ ^
それからいろんな人の肌を触ってもっちりとした感覚を覚えるのもおすすめだよ
滑らかさがあるか
滑らかさは、キメが整っている状態を指します。
キメとは皮膚表面を交差している細かい溝(皮溝)とそれに囲まれている(皮丘)が作り出す凹凸です。
皮丘が小さく弾力性があり、皮溝は浅くて細いと、キメが整っていて滑らかさが生まれます。
チェック項目が潤いと同じような感じでわかりづらいよ
潤いは水分と皮脂の状態、滑らかさは皮溝と皮丘の状態ってことが理解できればOKだよ^ ^
ハリがあるか
指で軽く押すと、押し返してくるような弾力感があるのがハリがある状態です。
ハリのある肌では真皮層ではコラーゲンとエラスチンがお互いしっかりと結びついています。
その結びつきの間のヒアルロン酸がたっぷり水分を含んでいるので、ゆるみがなくピンと張っています。
ハリのない肌では、コラーゲンとエラスチンの結びつきが切れていたり、ヒアルロン酸が少ないです。
ハリのチェック項目に沿ってアセスメントすることで真皮層の状態がわかってくるよ^ ^
たるみがあるか
目周り、頬、口元などが下がってなくて、輪郭に凹凸がなく卵型に近いのが、たるみのない状態です。
たるみは以下の4つの要素によって生じます。
- 真皮の弾力性の低下
- 皮下組織の増減・下方への移動
- 筋肉・筋膜のゆるみ
- 骨の萎縮
骨が萎縮がたるみの原因になるんだね、知らなかった
うん、最近になって骨の萎縮がたるみに関わっていることが注目されはじめたんだよ^ ^
該当するチェック項目が多いほど、たるみが強いよ( ; ; )
たるみのチェック項目はわかりやすいね^ ^
シミがあるか
美容皮膚科で治療の対象になるシミは以下の6つです。
- 日光黒子
- 雀卵斑
- 後天性真皮メラノサイトーシス
- 肝斑
- 炎症後色素沈着
シミについては医師が診断しますので、看護師は医師の診断と治療方針を把握して、治療のサポートをします。
ここでは簡易的な見分け方を知っておきましょう。
日光黒子 | 頬やこめかみ、額に円形に単発〜数カ所、多発する |
雀卵斑 | 顔の中心部に5mm以下で多数。幼児期〜若年時に発生する |
後天性真皮メラノサイトーシス | 頬〜鼻、額、下眼瞼に発生。大きさ、形状は様々で褐色〜青灰色 |
肝斑 | 成人〜閉経期に左右対称に発生。境界が明瞭で淡〜濃褐色。 |
炎症後色素沈着 | 大きさや形、色は炎症の原因によって様々 |
医師とのコミュニケーションが苦手な患者さんもいるので、診断と治療方針と経過はしっかりと把握しておくのが大事だよ
シワはあるか
シワには3種類あります。
- ちりめんじわ
- 表情じわ
- たるみじわ
長くて深くて色々な部位にあるほど老けた印象になるよ( ; ; )
まとめ
今回は、肌のアセスメントについて解説しました。
肌のアセスメントのポイントは以下の通りです。
上記の内容に沿ってアセスメントをすると、カウンセリングから施術、スキンケア指導を、一人ひとりの患者さんに合った方法を提案することができます。
これに沿ってやれば私にもできそう!
まずは自分の肌をアセスメントしてみて、友人や家族の肌もやらせてもらうと、患者さんにも自信を持ってできるようになるよ
肌のアセスメントを系統立ててやったことがない人が、今回の内容をすべて踏まえてやろうとすると大変です。
最初はできる部分から取り入れて、慣れましょう。
繰り返し何人もアセスメントし続ければ、いずれ全てを取り入れたアセスメントができるようになります。
今回解説したポイントを全て取り入れたアセスメントができるようになる頃には、患者さんに信頼してもらえる美容看護師になっているはずです。
やればやるほど上達していくよ
もっと詳しく専門的に美容皮膚科について学びたい!
美容皮膚科のエキスパートの考え方を知りたい!
そんなかたには「患者からの質問に自信を持って答える美容皮膚Q&A」がおすすめです。
以上、しちょーでした!
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